「嫌われる勇気」自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見一郎・古賀史健著
シンプルに生きるための教科書のような本です。
「哲学者」と「青年」という二人の登場人物が
「人はいま、この瞬間から幸せになることができる」
ということについて議論していきます。
心理学者・アドラーの教えを
分かりやすく対話形式で書かれています。
アドラーのすごいところは
「すべての悩みは対人関係の悩みである」
と言い切っているところにあると私は思います。
最終的には「幸福」について
先日紹介した「寂聴 97歳の遺言」と同じようなことが書かれてありました。
途中の内容も
アドラーの教えなのか、お釈迦様の教えなのか
という違いだけで
本質は同じだと感じています。
若い人には「嫌われる勇気」の方が読みやすいかもしれません。
「嫌われる勇気」では対人関係に焦点を絞って話を進めているからです。
今回はあとがきを一部抜粋しました。
この本で著者の方が一番言いたいことを要約したのかなと感じる文章でした。
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本の帯は☝写真の通りです。
本書あとがきより
真摯に生きることは大切なことですが、それだけでは十分ではありません。
アドラーは「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」といっていますが、どうすれば良い対人関係が築けるかを知らないと、他人の期待を満たそうとしたり、他の人を傷つけまいとして、主張したいことがあっても伝えることができず、自分が本当にしたいことを断念してしまうことがあります。
そのような人は、たしかにまわりの人からの受けはよく、彼(彼女)らを嫌う人は少ないかもしれませんが、その代わり、自分の人生を生きることができないことになるのです。
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