心によりそう図書館

これまでに読んだ本を感情別、内容別にカテゴリー化して紹介していきます。どうかお気軽にお立ち寄りくださいませ。

「さくら」西加奈子著

大切な人を失った家族の物語。

それぞれに傷を抱えながら生きていく

最後、どうなるのかはネタバレになっちゃうので控えますね。

 

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さくら (小学館文庫)

 

 

本の帯

家族5人と

犬の「サクラ」が巻き起こす

「奇跡の一夜」を描いた

ロングセラー

 

「さくらが新しい命をもらって

どんなふうに輝くのか、

本当に楽しみです。」西加奈子

 

 

 裏表紙

ヒーローだった兄ちゃんは、24歳4か月で死んだ。

 超美形の妹・美貴は、内に籠った。母は肥満化し酒におぼれた。

 僕も実家を離れ、東京の大学に入った。

 あとは見つけてきたときに尻尾にピンクの花びらをつけていたことから

 「さくら」と名付けられた12歳の老犬が一匹だけ。

 そんな一家の灯が消えてしまいそうな、ある年末の暮れのころ。

 僕は実家に帰った。

 「年末、家に帰ります。お父さん」。僕の手には、スーパーのチラシの裏

 薄い鉛筆分で書かれた家出した父からの手紙が握られていたー。

  春の訪れとともに読みたくなるロングセラー作品。