心によりそう図書館

これまでに読んだ本を感情別、内容別にカテゴリー化して紹介していきます。どうかお気軽にお立ち寄りくださいませ。

「誰にでも、言えなかったことがある」山崎洋子著

この本を購入するとき、

「この作家さんはもしかしたら

同じような傷を持っているのかもしれない」

そんな思いを抱いきました。

読み終わって、肩の力が抜けたような

共感というよりも

この人は私だと思うような、

そんな感覚に捉われました。

そして、「このままの自分でいいんだ。」

と、自分を肯定してもらえたような気持になりました。

自分を否定し続けている人の癒しの本になるかもしれません。

 

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誰にでも、言えなかったことがある (祥伝社文庫)

 

本の帯

両親の離婚、祖母の入水自殺、自身の離婚と再婚。

私に寄り添ってくれたのは❝物語❞だったー。

もう頑張らなくていいんだよ、

今のあなたでいいんだから。

心に傷を持つすべての人へ贈る、江戸川乱歩賞作家の自伝的エッセイ

 

裏表紙

育ての親だった祖母の入水自殺、父親の再婚相手から受けた虐待。

実の母を頼って上京するも、すでに私の居場所はどこにもなかった。

自身も離婚し再婚した夫も介護の末、癌で亡くした。傷だらけで、

好んで振り返りたい人生ではなかった。それでも、今は自分なりに

精一杯生きて来た日々を愛しく思うー。

江戸川乱歩賞作家の自伝的エッセイの文庫化。