心によりそう図書館

これまでに読んだ本を感情別、内容別にカテゴリー化して紹介していきます。どうかお気軽にお立ち寄りくださいませ。

「寂聴 九十七歳の遺言」瀬戸内寂聴著

インタビューを基に加筆、構成された語り下ろし作品。

一言でこの本を説明するのであれば、

瀬戸内寂聴さんの人生の総まとめのようなエッセイ」。

とても分かりやすい言葉で

「愛」「孤独」「生きること」「死ぬこと」

について寂聴さんの随想が綴られています。

寂聴さんは小説家であり、尼僧さんでもあるので

ところどころでお釈迦様の教えも出てきます。

このお釈迦様の教えも、寂聴さんがかみ砕いて説明してくれているので

お説教らしくなく、すーっと心の中に落ちていきます。

人生の折り返しでこの本に出合えてよかったと思います。

もっと早くに出会っていたら、とも思いましたが

それはそれで、心に響くものが違ったのかなとも思います。

色々な経験をして、後悔があるからこそ、この本が心の救いになりました。

 

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寂聴 九十七歳の遺言 (朝日新書)

本のそで

生きる幸せ、死ぬ喜びー

かけがえのないあなたへ贈る

寂聴九十七歳からの「遺言」

愛する人との別れ、誰も手を差し伸べられない孤独、

突然襲ってくる理不尽な不幸、そして老いと死。

九十七歳の今だからこそ、答えを残しておきたい。

あなたはその一言一句をどう心に刻むでしょう。

大丈夫。いかなる闇にも、必ず光は差します。

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